トーキョー Ⅲ
短かった東京滞在も最終日。
3日目に予定していたのは、8年前に一度お目に掛かったことがある
デザイナー(兼オーナー)さんのジュエリー&アクセサリーサロン。
友人にお付き合いをお願いして、一緒に訪ねました。
チャイムを鳴らして、迎え入れて戴いた空間は…。
パリのお店に来たかと錯覚するような、白を基調した店内。
ふわりとしたカーテンが窓に揺れ、アンティークの調度品と
優しく調和していました。
大きな額に掛かったクリスタルやパールのロングネックレス、
ガラスケースに収められた一点物のジュエリーやアンティークや
コスチュームジュエリー。
どちらを向いても、私を見てと、ささやきかけてくるジュエリー達。
ワクワクしながら、心に焼き付けるように見て回りました。
一点物のジュエリーばかりを飾った棚の中に、特別目を惹く
ネックレスがありました。
ごくシンプルなスクエア ステップ カットのダイヤモンド。
石の上下を挟むようにバー状の爪があり、石の良さを最大限に
見せるデザインになっています。
一緒に見ていた友人も「あ、きっと、これを選ぶんじゃないかな」と
いう予感があったと後で聞きました。
他にも好みのジュエリーがあり、色々と試着させて戴きました。
どれも本当に素敵だったのですが、一番初めに見染めたネックレスが、
一番自分にしっくりとくると感じました。
私のジュエリーボックスの中には、アンティークなどの古い物が殆ど。
お仲間に加えても、馴染む一点に出逢えた喜びを静かに感じながら
連れ帰りました。
そして、沢山の出逢いやトキメキを胸に、現実に戻ります。
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